佐藤淳研究室
建築構成材デザイン工学 (AGC旭硝子) 寄付講座
本講座は2010年度より東京大学大学院工学系研究科建築学専攻に設立されました。建築で扱われる素材について、その特性を生かした建築形態を探っています。本講座の佐藤淳特任准教授は建築の構造の視点から、材料特性、力学、幾何学に基づく構造形態の提案、設計活動を行っています。
普段、建築の構造ではあまり使われてこなかった材料について、その性能の調査、材料特性に基づく構造形態や設計法の提案、実践を行っています。現在は、ガラスを繊細な金属骨組で拘束したステンドグラスのような構造、銅製有孔板をパイプ補剛した空調装置を兼ねる構造などを研究しています。オリジナルの構造解析ソフトウェアを用いて、形態解析により力学に基づく形状決定を行う設計法の実践も行っています。