川添研究室

建築設計学を専門とし、持続可能な都市や地域づくりに焦点を当てています。​具体的には、建築、デザイン、景観、パブリックスペース、まちづくり、農村、地域計画などの分野で研究を行っています。​
近年では、地方都市のプロジェクトに参画し、環境価値の保存と新しい街の融合を図るなど、理論と実践の横断的な取り組みを展開しています。

1. 建築設計を基軸とした総合的なまちづくり研究

川添研究室は、建築設計学を中心に据えながら、都市・地域計画や景観設計、公共空間の活用など、幅広い分野を横断的に扱う点が特徴です。単なる建築物の設計にとどまらず、人々の生活や社会活動、地域資源との関係性を重視した設計を目指しています。建築を「都市・社会・環境をつなぐ媒介」として捉え、学際的なアプローチを通じて、より豊かで持続可能な空間の創出を探究しています。

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2. 実践的プロジェクトを通じた研究と教育

川添研究室では、現場に根ざした実践的なプロジェクトを通じて、理論と実務の往還を重視しています。具体のプロジェクトでは、地域住民や行政と連携しながら観光地の再構築を行うなど、フィールドワークをベースにした研究活動が豊富です。学生たちもそのプロセスに深く関与することで、社会との接点を持った学びを得ることができます。これにより、現実に根ざした設計力と課題解決力が養われています。

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3. 「風景の再発見」と「未来の価値創造」

川添研究室では、既存の空間や風景の「再発見」を通して、未来に向けた新しい価値を創造することを重視しています。都市や農村に埋もれた魅力や可能性を丁寧に掘り起こし、それらを建築的・空間的に再構成することで、地域が持つ本来の力を引き出すことを目指しています。設計は単なる造形行為ではなく、「時間」と「関係性」を織り込んだ文化的実践であるという思想が、研究室全体に通底しています。

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