[11月12日 (水) ] 建築情報学ゲスト講演 21

Hannes Mayer web

Deep Forest, Deep Timber

マイヤー:ハンネス(Hannes Mayer)

日時:2025年11月12日(水) 17:30~ 
会場:工学部11号館 1階 HASEKO KUMA HALL map
主催:池田靖史建築情報学研究室

講演概要
木造建築は、デジタル技術との結合を通じて、地域的・伝統的な文脈を超え、建築のあり方そのものを再考する契機となっている。本講演「Deep Forest, Deep Timber」では、自然と文化、素材と技術、伝統と革新の間に生まれる建築の新たな可能性を探る。
ロボティクスやデジタル・ファブリケーションをはじめとする先端技術を媒介に、木という有機的な素材に潜む構築の知を読み替え、現代の建築における「生態的思考」のあり方を問う。研究と実践を往還しながら展開される一連のプロジェクトは、技術と自然の協働によって生み出される新しい建築の美学を示唆するものである。

講師略歴
ハンネス・マイヤーは、デジタル技術と建築の生態的転換を主題に、理論と実践の境界領域で活動する建築家・アーティストである。2016年から2022年まで、チューリッヒ工科大学(ETH Zürich)において建築とロボティクスの先端研究機関Gramazio Kohler Researchを率いた後、ミュンヘンにStudio Hannes Mayerを設立。
これまでにポンピドゥー・センター、スイス・インスティテュート、V&Aダンディー、ヴェネチア・ビエンナーレ、あいちトリエンナーレ2022などで作品を発表し、振付家・小尻健太との協働を通して、身体と構築、動きと空間の関係を探究している。
ウィーン美術アカデミー教授、ロンドン大学バートレット校講師を歴任し、ゲーテ・インスティトゥート京都ヴィラ鴨川、パリのCité internationale des Arts、横浜の黄金町KAMCでアーティスト・イン・レジデンスとして滞在制作を行う。近年は、フランスのFondation d’entreprise MartellよりCreation & Transition助成を受けている。
https://hannesmayer.eu/
#hannesantonmayer


入場無料 予約不要 講演は英語です なおオンライン視聴をご希望の方は下記にお問い合わせください。 
問い合わせ先: 建築情報学研究室 ハージェイー・アラストゥー arastoo@arch1.t.u-tokyo.ac.jp