Department of Architecture – The University of Tokyo

工学部一号館にT-BOXが完成

積水ハウス株式会社による寄贈、国際建築教育拠点総括寄付講座SEKISUI HOUSE – KUMA LABによるデザイン監修(担当:隈研吾特別教授、平野利樹特任講師、齋藤遼学術専門職員)で、工学部一号館4階415号室の改修がおこなわれ、「T-BOX」としてリニューアルしました。

今回改修したスペースは本学科名誉教授である内田祥哉氏の設計によって工学部一号館の屋上に建築学科図書室として増築されたものであり、内部壁として保存されたスクラッチタイルの屋上外壁や、プレキャストコンクリートを耐火被覆とした八角形断面の鉄骨柱が特徴的な空間でした。そのような特徴を活かしながら、最先端の研究・創作活動が展開される場へと生まれ変わりました。スタッフの執務スペースと作業スペースを区切る壁を新しく設置し、隈特別教授らによる様々な素材で作られた模型やモックアップを収めた大小様々な木の展示ボックスを配置することで、作業スペースで展開される創作活動にインスピレーションを与えるインターフェイスとしています。作業スペースには多くのデジタルファブリケーションやデジタルアーカイブの機器が設置され、学科内外の様々な研究・教育活動に活用される予定です。

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