企画展「Making Inbetween」開催報告

画像01_241016

11月1日から4日にかけて、東京大学建築学科3年の有志学生による企画展「MAKING INBETWEEN」が三段坂の和館にて無事に開催されました。建築家の千葉学教授、美術家の野老朝雄氏を講師に迎えた授業「造形第六」での成果をもとに制作された、5つの作品が展示されました。

001

企画展の様子
会場となった三段坂の和館では、学生たちが「MAKING INBETWEEN」というテーマに沿って表現した世界が広がり、空間の特性や社会との関わりを新たに捉える試みが行われました。来場者は、各作品が提案する「間」に入り込むことで、建築と造形の境界を超えた体験を楽しんでいらっしゃいました。インスタレーションやグラフィック、彫刻、ソフトウェアといった多様なメディアを用いた展示は、世代を問わず多くの方々に触れていただき、ご好評をいただきました。

002

展示の中には、観客が体験的に関わることができる作品も多く、来場者が直接作品に触れることで展示が完成する、というインタラクティブな仕掛けも特徴的でした。また、開催最終日には「建築と造形のあいだ」と題したパネルディスカッションが行われ、千葉学教授と野老朝雄氏による対談が実現。造形の意義や建築学科における造形の役割について、学生も交えた意見交換が行われました。

003

企画展「MAKING INBETWEEN」は、参加した学生にとって非常に貴重な経験となり、建築の枠を超えた表現の可能性と地域とのつながりを探る良い機会となりました。今後もこうした機会を通じて、新たな学びを共有できればと考えています。

最後に、本展示会の開催にあたりご指導いただいた千葉学教授、野老朝雄氏をはじめ、ご協力くださった皆様、そして200人を超えるご来場者の皆様に心より感謝申し上げます。皆様のご支援とご協力のおかげで、意義深い展示会を実現することができました。ありがとうございました。

                             

企画展「MAKING INBETWEEN」概要 (終了しました)

東京大学建築学科3年の有志学生による企画展“MAKING INBETWEEN”を11月1日(金)から11 月4日(月・祝)にかけて開催します。会場は本郷キャンパスから根津を超えたところにある三段坂の和館。建築家の千葉学教授と美術家の野老朝雄さんが講師を務める授業「造形第六」での成果物から生まれた5つの作品を展示します。造形第六では2016年以降“CONDITION SPECIFIC”という枠組みに沿って作品が制作され、建築という領域を超えた表現が試みられてきました。今年度は野老氏による主題“MAKING INBETWEEN”を起点とするグループワークにより、グラフィックや彫刻、ソフトウェアなど、多様なメディアを用いた作品が制作されました。体験型の作品や手にとってご覧いただける作品も多くございますので、老若男女問わずお越しください。

会期:11月1日(金)から11月4日(月・祝)まで
 ※1日 13:00-20:00、2,3日 10:00-20:00、4日10:00-17:00 開館
会場:三段坂の和館(東京都台東区池之端4-17-7)
 ※名前で検索すると間違った場所が表示されることがあります。住所を使って検索してください。
会場には靴を脱いでお入りいただきます。駐車場や駐輪場はございません。
入場:無料

パネルディスカッション「建築と造形のあいだ」
ゲスト:
 千葉学(建築家/東京大学工学系研究科 建築学科専攻 教授)
 野老朝雄(美術家/東京大学工学部 非常勤講師)
日時:11月4日(月・祝) 13時から
場所:会場内・配信
造形第六を担当された千葉学教授と野老朝雄氏をお招きしてトークセッション「造形と建築のあいだ」を開催いたします。工学部に属する建築学科における造形の役割や、二人の仕事における造形的・建築的視点について学生の視点を交えつつ自由な議論を行います。ライブ配信も行う予定ですので下記リンク先のフォームよりお申し込みください。
予約はこちらから

画像02_241016

SNS
Instagram
X
webサイト

主催:東京大学工学部建築学科3年有志
協力:NPO法人たいとう歴史都市研究会
ロゴタイプ:野老朝雄