University of Tokyo – Department of Architecture

Collection of plaster sculpture

石膏像の歴史_大熊氏廣「破牢」
建築学科所蔵 大熊氏廣「破牢」

大小合わせ、点数は約400点に及ぶ。明治9年に開校した日本初の美術学校である工部省工部美術学校の教材としてイタリアから将来した石膏像や、美術学校彫刻学科教師であったイタリア人御雇外国人ラグーザの作品、大熊氏廣(靖国神社「大村益次郎銅像」作者)など工部美術学校卒業生製作品も含まれる。これら石膏像は、後に工科大学造家学科(現在の工学部建築学科)へと引き継がれ、現在なお建築学科のデッサン教材として活用される。日本における美術教育史上、最初期の石膏群であり、現在量産され全国の学校でデッサンされる石膏像の基といえる。