Collection of carpenters tools
約300点の大工道具コレクション。大半は工部大学校(工学部の前身)時代の教材であることが確認されている。日本の大工道具は2割弱と必ずしも多くはなく、1割を中国の大工道具が、6割以上はイングランドを始めとするヨーロッパの大工道具が占める。特にバーミンガム製が多く、明治初期、御雇外国人らによって日本へもたらされた洋館建築と共に、その建築を作る大工道具として日本へ紹介されたと考えられる。教育資料としてはもとより、19世紀の大工道具コレクションとしても貴重である。