[1月30日 (木) ] 建築情報学ゲスト講演 16 マリオス・チリアコス
実務におけるデザイン・コンピューテーション
マリオス・チリアコス Foster+Partners
日時:2025年1月30日(木) 17:30~18:30
会場:工学部11号館 1階 HASEKO KUMA HALL map
主催:池田靖史建築情報学研究室
デザイン・コンピュテーションの活用は今や建築形状の領域を超えています。本講演ではフォスター+パートナーズの応用R+Dチームがどのようにテクノロジーを活用し、AECO業界の設計プロセスを合理化しているかを紹介します。長期間にわたる経験を通して、これらの技術が長年にわたってどのように進化してきたかを示し、ハイパフォーマンスおよびGPUコンピューティング、デジタルツイン、機械学習などに関するグループ内の現在の研究イニシアチブが、建築ソリューションの合理化における新時代への道をどのように切り開くことができるかを示します。実際のケーススタディでは、アプライド・コンピューティングの変革力をさらに強調し、アプライドR+Dがアーキテクチャ設計と問題解決においてどのように新たな基準を設定しているかを説明します。
マリオスはFoster+Partnersの応用R+Dチームのパートナーであり、建築、エンジニアリング、建設、運用(AECO)分野における応用計算と問題解決の限界に挑戦しています。複雑な形状、パフォーマンス主導の設計、相互運用性を専門とする彼は、Foster+Partnersの社内データ交換ツールであるHermesの開発を指揮し、アプリケーション、マシン、場所を超えたリアルタイムのコラボレーションを可能にすることで、設計サイクルを合理化し、関係者を結びつけています。
Foster+Partnersに10年以上在籍するマリオスは、さまざまな規模やプログラムのプロジェクトに携わってきた。代表的な例として、カタール・ルサイルのアル・サアド・プラザ・タワーズ、シドニー地下鉄延伸工事、深センの中国招商銀行本部などが挙げられる
プロとしてのキャリアに加え、マリオスはUCLのバートレット建築学校で講師も務めています。そこで彼は、従来のサービスベースのAEC産業から包括的なEnd-to-End建築製品への転換を模索しています。AAスクールやインスブルック大学など、複数の教育機関で指導経験を積み、コンピュテーショナル・デザインに関するマリオスの研究貢献は広く認められています。
入場無料 予約不要 講演は英語です なおオンライン視聴をご希望の方は下記にお問い合わせください。
問い合わせ先: 建築情報学研究室 学術専門職員 ハージェイー・アラストゥー arastoo@arch1.t.u-tokyo.ac.jp