Department of Architecture – The University of Tokyo

伊藤毅教授 2012年日本建築学会賞 (業績) 受賞

伊藤毅教授が「学的融合による都市史研究プラットホームの構築」の業績により、吉田伸之元東京大学大学院人文社会系研究科教授とともに、2012年日本建築学会賞(業績)を受賞しました。ここ四半世紀ほどの間に急速に発達し、新しい学問領域を確立してきた日本の都市史研究において、伊藤教授が永年にわたり多様な取組みを通して学問領域の開拓、研究プラットホームの形成の中核となって尽力し、成果を上げてきたことが評価されたものです。今回、両者の編集のもとに出版された『伝統都市』(東京大学出版会、2010年)の四巻の書籍は、「イデア」、「権力とヘゲモニー」、「インフラ」、「分節構造」の四つの概念のもとに、建築史、都市史、西洋史、日本史、美術史の幅広い分野の多数の著者による論文集であり、まさにそのような学際的な研究プラットホームの模索と構築の過程が結晶した出版物となっています。