横山 ゆりか
教授(建築計画、人間-環境系研究、設計方法論)
この研究室では、建築計画分野の研究を行っており、その中で、構築環境におけ る人の行動・心理を研究し、その知見から構築環境の計画・デザインに新しい提 案をすることをめざしている。構築環境における人の行動・心理の研究では、特 に人の多様性を肯定し、能力を高める環境を考える。事例をあげると、高齢者居住施設を訪れ、認知症高齢者がその物理的環境のどこで行動に混乱を きたすかを調査し、認知症高齢者にとってわかりやすい環境を考える研究。
隣人との自然なコミュニケーションを増し、クリエイティブな意思決定を助け るワークプレイスや住宅地のレイアウトを考察する研究などがある。また、建築家やその他の人々の設計過程を観察・計測し、その認知過程を分析して人 が構築環境をデザインする能力を高める手段を考察する研究も行っている。