藤田 香織
伝統的木造建築の構造特性,特に耐震性を対象に研究を行っています.
主要な研究目的は,
(1) 現存する歴史的建造物の文化的な価値を継承しながら,その安全性を確保するために必要な工学的資料を蓄積すること,
(2) 幾多の自然災害に耐えた,わが国の歴史的建造物の構造特性を研究し,これに学び,今後の建築構造に何が反映できるかを考察すること,
の2点です.
ここ数年は,研究テーマを時間的(狭義の歴史的建築物だけでなく既存建築物),地理的(日本だけでなくアジア太平洋地域まで)に拡張する方向で研究を進めています.
藤田香織
1970年 東京生まれ
1993年 東京大学工学部建築学科卒業
1999年 同大学大学院工学系研究科博士課程修了,博士 (工学)
1999年 東京工業大学建築物理研究センターCOE研究員
1999年 東京都立大学工学研究科助手
2000年 同研究科講師
2005年 首都大学東京都市環境学部准教授
2007年 東京大学大学院工学系研究科准教授
2019年 東京大学大学院工学系研究科教授(現職)
fujitalab.arch.t.u-tokyo.ac.jp