岩船 由美子
どのようなエネルギーシステムが環境負荷が小さいか、そしてそれをいかに実現するかを探求することが研究テーマです。目標はシンプルですが、考慮しなければならない制約条件は、経済性、資源量、国際競争などの政治的な問題、システムの永続性、人間の嗜好、将来の不確実性、既存システムの硬直性、など多岐に渡ります。これらを踏まえた上で、工学だけではなく、経済学等の社会科学分野との学際領域での研究を行っています。
具体的な研究課題としては、特に家庭部門に注目し、省エネとDRの可能性を検討しています。HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)データやスマートメータデータを収集し、家庭の需要構造把握を詳細に行っています。そして家庭における省エネルギー余地の検討、快適性を損なわないDRの定量的な評価に関する研究を行っています。
専門分野
エネルギーデマンド工学
キーワード
システム工学 省エネルギー 再生可能エネルギー 分散型エネルギー資源 スマートエネルギーマネージメント
略歴
2023年4月-現在 東京大学生産技術研究所 教授
2015年-2023年3月 東京大学生産技術研究所 特任教授
2010年 東京大学生産技術研究所 准教授
2008年 東京大学生産技術研究所 講師
2001年 株式会社住環境計画研究所
2001年 東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻博士課程修了 工学博士
1993年 株式会社三菱総合研究所
1993年 北海道大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了
1991年 北海道大学工学部電気工学科卒業