中倉 徹紀
専門は建築意匠・建築設計。空間の奥行き知覚や街路景観評価といった根源的な研究から、実際の建築設計につながる普遍的な設計論を追求しています。そのためには、パラメトリックデザインやシミュレーションといった道具を自在に操る必要がありますし、都市のコンテクストに対する俯瞰的かつ深い理解も求められます。また、現代における個と公の動的平衡として建築基準法や都市計画法を有機的に解釈し、その土地の気候や風土に応じて建築の品質や施工の合理性にも注意を払うことは、都市に対する設計者の態度を逆説的により鮮明にするものと考えられます。
経歴
2008.03 私立海城中学・高等学校卒業
2012.03 東京大学 工学部 建築学科卒業
2015.03 東京大学工学系研究科建築学専攻千葉学研究室 修士課程修了
2022.09 東京大学工学系研究科建築学専攻千葉学研究室 博士後期課程修了
職歴
2012.08 – 2013.02 OMA Rotterdam|インターン
2013.08 – 2013.10 KUMA & ASSOCIATES EUROPE|インターン
2015.04 – 2019.11 株式会社竹中工務店設計部|東京本店設計部(文化商業施設・ホテル)
2020.04 – 株式会社Tetsuki Nakakura Design and Experience 主宰
2022.10 – 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 助教
2023.04 – 株式会社中倉徹紀建築都市設計 主宰
受賞
2021.05 鳥取県日南町「旧木下家住宅の活用に向けた事業提案コンペ」プロフェッショナル部門 優秀デザイン賞受賞
2021.03 東京大学「(仮称)赤門脇トイレ」デザインコンペティション 最終選考選出
2019年度 一般社団法人照明学会 照明普及賞
2019年度 日本塗料工業会 第21回グッド・ペインティング・カラー新築部門最優秀賞
2018年度 公益財団法人日本サインデザイン協会 SDA賞 銅賞
2015.03 トウキョウ建築コレクション2015修士論文展 長谷見雄二賞
2012.03 辰野賞及びコンドル賞(東京大学工学部建築学科卒業設計)
2012.03 伊東忠太賞(東京大学工学部建築学科卒業論文)