林 憲吾
専門は建築史、都市史、環境学。歴史の役割は、過去を考究しながら現在の前提を問い直し、次の時代の思考の基盤をつくることにあると考えます。私自身は主にアジアの都市を対象に、異なる気候風土や社会経済の下で、人類は都市にいかに住んできたかを研究しています。近現代の急激な都市拡大は、地球環境や社会経済に関するさまざまな問題を引き起こしてきましたが、それに対してこれからの都市はどうありうるかを、歴史的視座から問い続けています。
研究トピック:
―グローバル都市居住空間史
―アジア近現代建築遺産の保全
―都市の持続可能性指標の開発
1980年 兵庫県生まれ
2009年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻単位取得退学
2009年-2017年 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所・研究員
2017年より、東京大学生産技術研究所・講師。博士(工学)